導入事例 人がいないと照明は自動OFF。
防犯対策にも有効です。

マリオット・ホテル (ドイツ フランクフルト)

「昨今のお客様は、つい10年前と比較しても、客室に対して異なった基準を求めています。今回の改修は、 そうした要求にお応えするためだけでなく、当ホテルの末永い将来性を考えておこないました」Hansjörg Hefel (ハンスヨルク・ヘフェル)(フランクフルト・マリオット・ホテル 総支配人)

お客様がさわるスイッチ部(Picoリモコン)はワイヤレスで設置可能。お客様へのご迷惑を最小限に、交換作業が行えます。

エナジー・トライパックはスイッチ(Picoリモコン)への配線が不要なため、従来の一般的な製品と比較すると設置時間は70% 削減できます。従って改修費用も大幅に削減できます。

背景

フランクフルトのマリオット・ホテルでは、客室全588室を改装し、昨今のお客様の期待に応える新しい照明制御システムを導入する必要がありました。最新の照明・調光システムを導入することで、大幅な省エネとコスト削減を実現し、さらにお客様に快適な体験をしていただくことを目標としました。

課題

重要な要素となったのは、改装中も、宿泊するお客様への影響を最小限に抑えながら日常業務を継続できることでした。照明に関しては、客室全体の照明をベッド周辺や客室エントランス付近から調節できるなど、各客室全体をコントロールできるシステムを導入したいと考えました。ただ、各客室の電気配線は分電盤へ引き込まれており、また新たに張られた天井によって覆われている分電盤もあったため、従来の調光器・スイッチでの改修は困難な状況でした。

解決策

ルートロンのEnergi TriPak(エナジー・トライパック)を導入した結果、施工業者であるMJDは、各客室の既存照明スイッチを30分以内でエナジー・トライパックに交換することができました。1客室当たり3台のルートロンPowPak(パウパック)を取り付け、そのうち1台はバスルームのつり天井に、1台は客室エントランスの点検口内に、残りの1台はフロアランプへ配線が可能となるようにベッド下に取り付けました。また、ルートロンのPicoワイヤレスリモコンも3台使用し、既存の照明スイッチと交換しました。Picoリモコンは、1台または複数のパウパックとワイヤレス通信できるようプログラムしました。

PowPak(パウパック)
リレーモジュール
(オン/オフ用)

RMP-16R-JA-B
12,300円

Pico(ピコ)
ワイヤレスリモコン
(オン/オフ用)

PP-2B-GWH-L01
6,500円

成果

ルートロンの新商品「エナジー・トライパック」はワイヤレス制御であるため、工事や客室利用停止時間を最小限に抑えながら、全588室の取り付けを簡単に行うことが可能となりました。そのため、宿泊予約の減少を回避することができ、また標準的なスイッチよりも15%早くこの全改修を完了することができました。また、Picoワイヤレスリモコンにより配線の引き直し等が不要となり、内装の改修を行う必要もなかったため、改装費用も発生しませんでした。

今回の設置に伴い、以下の費用節約を達成いたしました。
●客室利用停止に伴う営業損失 約600,000ユーロ(約8,400万円)を回避
●改修費用 約500,000ユーロ(約7,000万円)を節約
●標準的スイッチを通常設置した場合と比較して、合計1,100,000ユーロ(1億5400万円)近い節約
※ 1ユーロ=140円にて計算

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エナジートライパック以外のルートロン製品も取り扱っています。
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